MUP Week19: 財務スキル-CFの理解 まとめ |【キャッシュフロー計算書の読み方】10分で分かるCFの分析法!

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今回は財務スキルのキャッシュフロー計算表、通称CF(Cash Flow)について解説していく。キャッシュフローとは何かと言うと実際のお金の動きのこと。

その実際のお金の動きを見ることで、その会社がどういうものに本気でお金をつぎ込んでいるのか、経営状況が安定しているかなど、こういったことが全部見えるようになる。

この財務スキルを身に付けると、後ほど学ぶ株式投資でも役立つし、会社運営、個人事業主でも実際のお金の動きをみていくことができる。

キャッシュフロー計算書は一見難しいと感じるかもしれないが、重要ポイントと見るべきポイントを絞って解説していく。これを読み実践することでキャッシュフロー計算書から企業のお金の流れ、動き、方向性などがスムーズに読み解けるようになるだろう。


MUP Week19: 財務スキル-CFの理解 まとめ


マネーフォーワードのキャッシュフロー計算書はどちらでしょう?

家計簿アプリで有名なマネーフォーワードのキャッシュフロー計算書(CF)はどちらでしょう?普通はこれだけの情報だとわかるはずもないが、CFを理解できるとこれもわかるようになる。


キャッシュフロー計算書の読み方

この左の表は年度末のソフトバンクの連結キャッシュフロー計算書。これだけだとわかりにくいが、右のように図示すると簡単にわかる。


キャッシュフロー計算書は大きく分けて、「営業活動」「投資活動」「財務活動」の3つに分かれる

細かい数字は無視して、このように大きく3つに分けて表すと簡単にお金の動きがわかるようになる。

このソフトバンクの例でいうと、営業活動CFが1.5兆。

営業活動CFというのは「本業の営業活動で現金がどの程度増減したのか」ということ。

本業では1.5兆円プラスとなっていることがわかる。

ただソフトバンクは、本業以上に投資活動CFが4.2兆円もマイナスになっている。

この投資活動CFとは「投資によってどの程度現金が増減したか」ということ。

ソフトバンクは投資会社といってもいいくらい投資をしている。

投資により資金がないというところで、資金調達により財務活動CFは+2.3兆円となっており、期末現金は2.2兆円となっている。

財務活動CFは「資金調達と返済でどの程度現金が増減したか」ということ。

このようにキャッシュフロー計算書は、「営業活動」、「投資活動」、「財務活動」の3つに分かれる。

再度まとめると、キャッシュ・フロー計算書に係る活動は大きく以下の3つに区分される。

・営業活動:本業の営業活動による現金の増減
・投資活動:投資による現金の増減
・財務活動:資金調達と返済による現金の増減


営業活動によるキャッシュフローとは「企業の営業活動によって、流入、流出した現金の動き」のこと。つまり投資・財務以外の取引で生じた本業での営業損益取引の現金の動きのこと。

これら全部営業活動のキャッシュフローに含むことになる。

  • 商品を販売して手に入れた現金
  • 材料を仕入れるために支払った現金
  • 広告宣伝費など販管費支払に流出した現金
  • 税金支払・保険受取など

  • 営業活動のキャッシュフローは3つの区分の中で一番重要

    営業活動のキャッシュフローが上を向いていれば、新しい投資の財源として使えたり、株主配当など利益換言の財源にもなる。

    一方、マイナスを向いていると、営業でマイナスになっている分を投資から回さなくいけなくなったり、銀行から借入を行うなど他の活動で補うことが必要となってしまう。このようなマイナスの状況だとそもそも事業の基盤の大改革が必要にもなってくる。

    簡単にいうと、営業キャッシュフローは3つの区分の中でも1番重要。本業で儲かっていないと話にならない。


    投資活動によるキャッシュフロー

    投資活動によるキャッシュフローは、「企業の投資活動により会社に流出、流入した現金の動き」を示している。

    マイナスだからダメということではなく、むしろマイナスになっている方がどんどん投資をして事業を拡大しているため理想的。例えば、工場立上などの設備投資、子会社への投資など。

    逆に投資活動のキャッシュフローがプラスだと工場を売却していたり、子会社を売却していたりするかということになる。そのような場合、事業が縮小していたり、営業活動キャッシュフローの赤字の補填をしていたりと悪いことの方がいい。


    企業の投資活動によって、会社に流入、流出した現金の動きを表している

    この投資活動の流れを見ることによって、会社がどういう方向へ行っているのか、どういう経営方針になっているのか等わかるようになってくる。

    From 投資財源: 営業活動,財務活動

    その財源は本業で儲けたお金からきているのか、銀行から借り入れたのかなどわかる。


    How much 規模: 成長市場 or 成熟市場

    どのぐらい投資しているかによって、投資の規模もわかる。例えば、成長市場の投資しているのか、成熟市場に投資しているか、成長市場に少ししか投資していないなら、手触り程度でやっているんだなとか投資規模によっていろいろなことがわかる。

    経営の目指している方向だとか、今考えていることとか投資のお金の使い方によりわかってくる。


    To 投資先: 設備、ベンチャー、金融商品

    投資先によってもいろいろなことがわかる。例えば、投資先が設備だったら業務を拡大するために投資しているだなとか、ベンチャーだったらどんどん新しい分野に投資しようとしているだなとか。


    財務活動によるキャッシュフロー

    財務活動によるキャッシュフローは「資金調達と返済による現金の動き」を表している。

    財務活動によるキャッシュフローは資金を調達したらプラス、返済したらマイナスになる。つまり借入などの資金調達と返済で現金がどの程度増減したかを示している。

    企業が上場し資金調達をした場合、この区分が大きくプラスとなる場合が多い。


    3つの数字のおさらい

    営業活動が上を向いていたら、本業で資金を獲得できているが、マイナスだと本業で資金が流出しているということ。これは当然プラスの方がいい。

    投資活動がプラスだったら設備や株を売却している=事業を縮小している、資金を何か必要としているといえる。一方、マイナスだと逆に設備や株へ投資しているということがわかる。投資活動はマイナスなのが理想的。

    財務活動が上を向いていたら、投資家や銀行から資金を調達、下を向いていたら資金を返済しているということを表している。


    各活動の動きで企業がどのフェーズにいるのか推測することができる

    3つの数字の動きの組み合わせは、大きく分けて8つのパターンがある。
    この3つがどんな動きをしているか振り分けるだけで、その企業がどんなことを、どんな方向性で行こうとしているのかパッとわかるようになる。どこのフェーズにいるのか推測できるようになる。


    MUP Week19 財務スキル-CF理解 要点まとめ

    • キャッシュフロー計算書は大きく分けて、「営業活動」「投資活動」「財務活動」の3つに分かれる。
    • 営業活動によるキャッシュフローは本業の利益で最も重要。当然プラスの方がいい。
    • 投資活動によるキャッシュフローはマイナスなのが理想的。プラスだと資金繰りのため資産を売却しているケースが多い。
    • 財務活動によるキャッシュフローはプラスなら調達、マイナスなら返済をしている。


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