【100%通る計画書】ユアユニ(UR-U) SE2 Week20 事業計画とプレゼン方法

 

UR-U(ユアユニ) SE2 Week20 事業計画とプレゼン方法

今回は事業計画の作成方法について解説していく。

事業計画書をどのように作ればいいのかわからない
どのように事業計画をプレゼンすればいいかわからない

という場合、かなり参考になるだろう。
(プレゼン方法はUR-U入学プランで解説。)

事業計画がないとビジネスはスタートできない。事業計画を作成するのは最低限のマナーとも言える。

竹花氏は超一流の外資系企業や東証一部の上場企業で毎月のように事業計画のプレゼンをやってきた。その実践されてきた事業計画の作成法を解説していく。

今回もフレームワークがあるのでしっかり身につけて行こう。

 

・事業計画の作り方、そして話し方を徹底的にインプットできる。
・実際に投資や融資を受け、またチーム共有が可能な状態まで持ち上げることができる。
・自分の頭を整理でき仮説を立て修正ができる。

 

事業計画書を作る前の準備

事業計画書を作る前の準備では「世の中の不に対して解決を与えるもの」をいかに準備できるかというところが重要。

ただし、不を作っている原因がわからないと原因に対しての解決も作れない。解決を作れないと事業も作れない。

原因を把握できるストラクチャーや考え方が頭にないと原因がわからないと解決策もズレて、事業もズレたものになってしまう。

まずは原因を見つけ出すスキルから解説していく。

 

ロジカルストラクチャー

物事の因果関係

例えば
「雨の日に追突事故、スリップで100人死亡」
「晴の日に追突事故、スリップで50人死亡」
という事実があったとして、

「雨が原因で事故が増える」と考えるのは因果関係不成立。

「雨が原因で追突事故が起こる」、「雨が原因でスリップ事故が起こる」というのは、晴れの日でも追突事故は発生するし、雪の日でもスリップ事故は発生するから因果関係は不成立。

 

物事を正しくわかりやすく整理する:ロジックツリー

この因果関係を正しく理解するためにはロジックツリーに沿って細分化と逆算をして思考していくこと。

結果・要員・原因の順に思考することで具体的な施策やゴールに移せる。

以下図は車の事故のロジックツリーの事例。

結果:まずは結果を挙げる。この場合、事故が起こるという結果があるので事故と記載。

要因:次にこの事故が何の原因で起こっているか要素分解する。追突、スリップという要因が挙げれる。

原因:要因を支えている原因を各要因に対して挙げる。追突は視野、不注意が原因で起こると考えれる。

施策:原因を元に施策を挙げる。視野が原因ならワイパー確認、視力検査、不注意が原因なら速度を制限、看板設置といった風に原因がわかると具体的な施策が打てる。

要因に対して解決策を考えていると意味のない施策になってしまう。

必ず結果、要因、原因、施策この4つの断層をしっかり理解して思考していくこと。

 

ロジックツリーの通り、思考の順番・伝える順番は次の順番で行っていく。

①解決したい不
②不の構成要員
③各要因の原因
④各原因の解決策
④各原因の解決策が事業なのでこれに対して決済や投資をもらう。

事業計画書の必要項目

この項目だけクリアすれば事業計画は絶対落ちない。

・課題定義
・課題の要素分解
・課題歳分要素の原因
・各要素に対しての解決策

事業の断層:シード、スプラウト、フラワー

事業にはシード、スプラウト、フラワーの3つの断層がある。

シード:事業がまだできていないのであればまずシード。地面の下にある種。
スプラウト:少し形ができているのであればスプラウト。
フラワー:水を上げるだけで伸びるというのがフラワーの段階。

シード、スプラウト、フラワーの段階でそれぞれ活動テーマ、やるべき活動、アクションは変わってくる。

段階を分けて事業計画を作らないと夢物語になってしまう。まずは足元からできることを潰していくことが重要。

各ビジネスの断層ごとの活動テーマ、主な活動

・シード:シードの段階では事業の仮説を立てる。
・スプラウト:スプラウトの段階では実現性の検証だったり提供価値の実証をしていく。
・フラワー:フラワーの段階では仮説が実証されたものが本当に拡大するという時に収益性の実証だったり、収益モデルが成り立つかの実証、スケールの蓋然性を立てていく。
・シード: シードの段階ではとにかくコストをかけない。検索やヒアリングなどコストをかけないリサーチをしていく。
・スプラウト: スプラウトの段階では顧客が少しはいるので、顧客ヒアリングやリサーチをしていく。
・フラワー:フラワーの段階では完成形のプロダクトを開発してどんどん水や肥料をあげて育てていく。フラワーの段階でがっと投資を入れていく。

各ビジネスの断層ごとの顧客ニーズ/提供価値、ビジネスモデル、競争戦略

シードの段階では顧客ニーズ/提供価値、ビジネスモデル、競争戦略だけ考えれればいい。

【シード】
・顧客ニーズ/提供価値:明確な社会貢献が語れるか。何が顧客課題を明確に語れ、その裏付けができるか。そしてマーケットサイズを推定できているか。
・ビジネスモデル:ビジネスモデルとその成立生
・競争戦略:他に競合があるかなどの調査

まずはシードができていればいい。シードができていればあとはデプス調査をしていくとかになってくる。

今回はシードの部分をやっていく。

シード要件(顧客ニーズ/提供価値, ビジネスモデル, 競争戦略)をまとめること

まずはこの1枚を事業計画書の一番最初に入れること。

事業計画ができたらこのように各シード要件を1枚にまとめる癖をつけよう。
(この表は、フィリピンでのヘルスケア ブランディング支援事業のサンプル例)

この1枚だけ見れば答えれるという状況にしておくことが重要。これを準備できていれば質問を受けてもカンニングペーパー的に使用して答えることができる。

資料の順番・プレゼンの順番

事業計画ではパワーポイントの資料を作っていく必要があるが、この順番で資料は作っていく。WHY, WHAT, HOWの順番でプレゼンしていくことが重要。この1つ1つに資料を作成していく。

①WHY:
・事業のミッション
・解決すべき課題の定義
・課題の背景と解決定義

②WHAT:
・サービス概要
・ビジネスモデル
・マーケット試算
・サービス戦略(商品)

③HOW:
・事業戦略
・事業収支計画

プレゼンのやり方も大事。資料がよくてもプレゼンが悪いと事業計画は通らない。これをうまくやっていくためには言い方とそれを資料にどう組み込んでいくのかという資料構成がある。